2019年10月29日火曜日

【読書メモ】泡坂妻夫『湖底のまつり』(角川書店)

 ダム建設に伴い、湖底に沈んでしまう村で殺人事件が起きた。章ごとに一人称が入れ替わり、4人の視点からストーリーが語られる。
 ある女性の手記から、動機や犯人は明らかなように思われるが、何か釈然としないのは、事件を追う刑事も読者も同じ。しかし、あっと驚くどんでん返しで、すべての謎がピタリと収まる。いつもながら見事なオチだ。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...