2024年5月5日日曜日

【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)

 初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。

 一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。
「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」
と納得しているうちに、話は二転三転。最後は意外なところに着地する。
 二転三転するストーリーは、どこかに飛躍があったり、あっと驚く新事実が出てきたりすることが多いが、本書にはそれがない。
「なるほどねえ」
と納得ずくめで話が進んでゆく。
 エピローグもよかった。最後はそこにつながるとは。




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