2013年4月16日火曜日

競馬ブックweb 使用レポート

 今年の正月、週刊競馬ブックの新年号クロスワードで「競馬ブックweb2ヶ月間無料使用権」が当たった。使用期間が4月14日で終了したので、使った感想を書いておきたい。

 私はここ20年ほど、競馬ブック当日版(土・日)と週刊競馬ブックをほぼ毎週欠かさず買っている、競馬ブックのお得意様だ。
 ここ数年は、子供が生まれたりしたこともあり、家でI-PATで馬券を買い、テレビで観戦するというスタイルが定着。競馬場に行くのは、年に数回となってしまった。
「それなら、紙媒体ではなくてもよいのでは」
と考え、「当日版+週刊競馬ブック」を「競馬ブックweb」ですべて置き換えられないかと、試行錯誤してみた。

結論
 結論は以下の通り。

・「当日版」をやめるのは厳しい。
・「週刊競馬ブック」は、一部のコンテンツを読むのを諦めるなら、置き換え可能。

競馬ブックwebは当日版の代わりになるか
 「結論」でも書いたように、現時点では、代わりにはならない。
 競馬ブックwebでは、レースの馬柱が提供されている(競馬ブックでは「能力表」という呼び方をしているが、これはいわゆる「馬柱」のことだ。なぜ能力表などと呼ぶのか分からないが、本エントリーでは従来通り「馬柱」と書くことにする)。しかし、これがまったく使い物にならない。
 競馬ブックwebで提供される馬柱はHTMLベースのものなのだが、これがひどい。「印刷用」のページを印刷しても、枠がないので見づらくて仕方がない。肝心の馬名も見にくい。通算成績や、競馬場別の成績欄もない。こんなのは馬柱とは言えない。JRAの出馬表(無料)のほうがよほど有用だ。
 苦情が殺到したのか、競馬ブック社も馬柱のダメっぷりは承知しているらしく「今後、徐々にバージョンアップしていきます」とのこと。頼みまっせ。
 「当日版」と同じ馬柱もPDFで提供されているのだが、有料サービス。でも有料で馬柱をだけ手に入れるなら、最初から当日版を買えばよい。当日版が買えない人(離島、海外)にはよいサービスかも。

印刷の手間
 競馬ブックに限らずすべてのweb版競馬新聞に言えることなのだが、書き込みに難がある。したがって、どうしてもプリントアウトして使うことになるのだが、家庭用のインクジェットでレース分の馬柱をプリントするのはけっこうな手間だった。しかも家族に「うるさい」などと言われる始末。
 この点からも、当日版の価値は高い。

では、週刊競馬ブックの代わりにはなるのか
 一部のコンテンツを諦めるなら、代わりになる。
 具体的には、競馬ブックwebでは読み物系がかなり割愛されている。著作権の問題もあるのだろう。個人的には、毎週楽しみにしていた、金沢氏の「八方破れ」が読めなくなるのは悲しいが、予想に欠かせない情報というわけではない。
 レース結果、騎手のコメント、短評はウェブ版でも読める。次週の展望も、ほとんど載っている。予想に関する情報のみを必要としている人なら、競馬ブックwebで十分にまかなえる。

情報として不満な点
 週刊競馬ブックには必ず載っている、重賞レースの「傾向」と「勝ち馬一覧」。これが、web版(PDFで提供)では載っていたり、いなかったりするのだ。これは是非、全レース載せてほしい。

じゃあ、どうするのか
 結局、私は、当日版は従来通り土・日とも購入し、週刊競馬ブックを買うのをやめて、競馬ブックwebライトを申し込むことにした。競馬ブックwebライトは1カ月1050円だから、2週間で元が取れる。しばらくこれでやっていこうと思う。

当日版を買わなくてもよいのでは
 「馬柱だけが必要なら、競馬新聞を買わなくても、スポーツ紙で代用すればいいじゃん」という意見もあるだろう。確かにそうだ。最近は、スポーツ紙の馬柱も充実していて、専門紙とほぼ変わらない情報が載っている。
 しかし私にとって、専門紙は「前日に売っている」ところがありがたい。レースの前日に新聞を買い、印をつけて、おおかたの馬券を買っているのだ。当日に予想して馬券を買う時間があれば、スポーツ紙に乗り換えられるのだが、いまのライフスタイルでは、それはなかなか難しい。
 そんな事情で、前日に入手できる新聞が必要なのだ。予想はちょっとでよいから、ちゃんとした情報の載った廉価な馬柱が前日から売っていればいいのだが。誰か作ってもらえないだろうか。

馬券成績は?
 1カ月ほど当日版なしで競馬をしたのだが、その間の馬券の成績はそれほど悪くなかった。ところが、当日版を再び買い出してから、馬券成績が急降下。大スランプに落ち込んだ。
 情報があるからといって当たるわけではないようだ…。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...