2011年の年末は、妻の実家である愛知県で過ごした。「娘のダンナ」という立場の私としては、そりゃ完全にリラックスできるわけではないが、でものびのびと過ごさせていただき、お邪魔するのは苦痛ではなかった(お邪魔しておいて苦痛とかいうのも失礼な話ですが、ダンナさんたちには分かっていただけますよね)。ありがたい話だ。妻の両親も
「こいつは酒さえ飲ませておけば機嫌がいいらしい」
ということにお気づきのようだ(冗談です)。
二泊三日でお邪魔したのだが、その真ん中の日(大晦日)がポッカリと空いた。そこで、妻の薦めで、家族四人で名古屋港水族館へ突撃した。
入ると、いきなり見せ場がやってくる。巨大な水槽をイルカが泳ぎ回っているのだ。なかなか圧巻の光景である。
初っぱなからこういう大物をもってくるとは、やられた。客を魅せる戦略とは分かりつつも
「おお、すげぇ」
と思わずにはいられない。
そして、娘が見あたらなくなる(トホホ)というアクシデントをクリアし、ハイライトの一つであるベルーガを拝見。その後、北館をふらついていると、ペンギンの行進が始まるというではないか。すかさず駆けつける。
時間ギリギリに駆けつけたため、ペンギンが行進してくるまでにかなり時間がかかり、子どもたちはグズり気味。しかも、ようやくペンギンが来る頃になって、失礼なオバハンが割り込んできて視界を遮られるという事件が発生(怒)。しかし、このオバタリアン(死語)を何とか撃退し、無事にペンギンたちの可愛い姿を見ることができた。
イルカショーは時間が合わず、シャチも名港に来たところでまだ公開前ということで、南館へ。
こちらは従来の水族館の雰囲気を残したエリアだ。すなわち、いろいろな魚をテーマごとに小さい水槽で展示する形式が主である。
とはいえ、トンネルがあったり、イワシのトルネードがあったり、近頃の水族館には欠かせない大スペクタクルも満載である。
また、写真がないのが残念だが、ウミガメの展示は一見の価値ありだ。カメ好きの方も、そうでない方も、ここを訪れたときには是非見てもらいたい。
まだ子どもたちが小さいので、この程度をざっと見て退却したのだが、まだまだ見所はたくさんありそうだし、イルカショーを初め、さまざまな催しも行われている。次回はじっくり長時間滞在して、隅々まで満喫したいものだ。
最後に、レストランの素晴らしさについて書いておきたい。
水族館で昼食を食べようということになったのだが、正直
「水族館の中のレストランなんて、高かろうマズかろうだよな…」
と諦めていたのだが、いい意味で裏切られた。私はひつまぶしを注文したのだが、これが美味しかったのだ。並のウナギ専門店では負けてしまうのではないか、というのはちょっと褒めすぎだが
「一応、ウナギもあります」
的なレベルではない。尾張名古屋、恐るべし。
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2012年1月3日火曜日
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