5月3日(日)
去年も行った音楽祭「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」。ラ・フォル・ジュルネとは
「音楽プロデューサーのルネ・マルタン氏が、1995年にフランス北西部の港町ナント(人口約30万人)で始めたクラシック音楽祭です。
アーティスティック・ディレクターを務めるマルタン氏の「世界の優れた音楽家の演奏を誰もが楽しめるよう、比較的短い演奏時間で、しかも低料金で多くの公演を提供することで、これからのクラシック音楽を支える新しい観客の創造を目指す」というコンセプトのもと、複数の会場で朝から晩まで、45分から1時間程度のコンサートが並行して、数日間にわたって繰り広げられます」
というイベントである。
娘がピアノを習い始めてからほぼ1年。コンサートにも興味を持つ頃だろうと思っていたのだが、全くあてがハズれた…。
イリーナ・メジューエワさんの「J.S.バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830ほか」を聴いた。演奏は(当たり前だが)とてもよかったのだが、娘は他人の奏でる音楽に全く興味がないらしく、ずーーーーっと、ゴソゴソしていた。前に座っていた中学生のお姉さんに
「アンタ、いい加減にしいや」
と鋭く睨まれたほどだ(口には出されませんでしたが)。
娘はピアノの練習は熱心にやるので、プロの演奏にも興味があるだろうと思っていたのだが、全く感心を示さなかった。音楽鑑賞、すなわち他人の演奏には全く興味がないらしい。そんなものなのか。
私自身も、幼少時はコンサートなどは全く興味がなかったので人のことは言えないのだが
「自分のピアノは頑張るけど、他人のピアノには興味がない」
なんてことがあり得るのだろうか…。おおいにあり得ることを娘が証明したようだ。
一方の息子は、演奏が始まって10分ほどでうつらうつらし始めた。そのまま、演奏終了まで幸せなうたた寝を楽しんだようだ。最も有意義な時間を過ごしたのは息子なのかもしれない。
このように、肝心のコンサートはトホホな結果に終わったが、クイズラリーはおおいに楽しんだ。
その他、会場内には和菓子作り体験コーナーや、高校のブラバン部の演奏などもあり、子ども連れにも楽しめる催しだ。
娘とは「来年は、娘の分はチケットは買わない」ことで合意を得た(娘も大賛成です…)。音楽鑑賞に興味がないのは、父親のDNAのせいなのだろうか…。
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